久しぶりに時代劇のお稽古に行って参りました。
お稽古に出させていただく度に多くのことを学ばせていただいております。
中でも、言葉です。
現代語と時代劇で使われる言葉には大きな違いがあります。
正しい日本語を教える私も戸惑います。
例えば疑問文?
英語ならば?マークが付いていれば、語尾を上げますね。
Can you speak Japanese? (↑)
普段私達が使っている日本語も語尾を上げます。
日本語が話せますか? (↑)
ところが時代劇では疑問文(?)がついた文章の語尾を上げてはなりません。
例えば *本当にそうお思いですか? それで良いのですか?
を語尾を上げずに話してみて下さい。
現代の言葉に慣れている私達には相当な違和感が生じます。
この?マークは外国から入ってきたものです。
日本語は「〜か」が疑問文となるわけで「?」マークは必要ありません。
時代劇を学ぶための第一歩は美しい日本語を話すことから始まるのです。
朗読をしていた私に
「朗読は歳をとってからでもできるだろう。恵まれた五体を持っているのだから芝居をやればいい。
五体を使え!」と仰った井上泰治監督の下で時代劇のお稽古をさせていただくようになったのは2014年の2月のこと。
当時を振り返りますと、憶えたつもりの台詞は飛ぶ、頭の中が真っ白になる、身体が思うように動かないといった泣きたくなるようなことの連続でした。
初めてのお稽古でビデオカメラに向かって、カメラ目線で台詞を喋りだした私が監督に怒鳴られたことは言うまでもありません。
だって、テレビの仕事はカメラ目線が基本中の基本ですもの!
ひとつひとつを幾重にも積み重ねるように私の芸の肥やしとなっています。
井上泰治監督
映画監督、シナリオライター
『水戸黄門』 『大岡越前』 『江戸を斬る』 『半七捕物帳』 『長七郎江戸日記』 『さむらい探偵事件簿』 『江戸の用心棒』 『あばれ八州御用旅』 『逃亡者おりん』 『国盗り物語』 『名犬フーバーの事件簿』 『お江戸吉原事件帖』 『密命 寒月霞斬り』 『松本清張 球形の荒野』『小吉の女房』 他
映画
『ヒョンジェ』
『戦国の勝者』 『ひいらぎ』
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